AIだけで本当にWebサイトは作れるのか。ChatGPTで構想設計し、AIでデザイン、ノーコードで公開、SEOまで実際に試しました。コーディング不要でどこまで成立するのか、その過程で見えた「やる前に知っておくべき注意点」を体験談ベースで解説します。

ステップ1|構想・目的設計(誰に何を届けるか)
ホームページ制作やリニューアル、DX・IT導入支援の成功は、初期段階で定めるべき「構想と目的」がどれだけ明確かにかかっています。この段階では、サイトの使命や届けたい相手、そして他と明確に違う価値を言語化することが最も重要です。ここが曖昧だと、その後のページ構成やコンテンツ制作、SEO 対策など、すべての工程がぶれてしまいます。
この段階は、Web サイトの戦略設計そのものです。AI への入力(プロンプト)を工夫することで、サイト目的・ペルソナ・価値提案・ページ構成案まで一気に抽出できます。
プロンプトは具体的にするほど、AI からの出力精度が上がります。プロンプトの書き方自体が重要であることを意識してください。
主用途:コンセプト、ターゲット、価値提案
- ChatGPT
→ 最適解。
サイトの目的、ペルソナ、訴求軸、ページ構成案まで一気に出せる。
ここを雑にすると、後工程すべてが崩れる。
人間が考えるのは「事業意図」だけでよい。構造化はAIに丸投げする
まず、
- このサイトは何のために作るのか
- 誰に向けたサイトなのか
- 読了後にどうなってほしいのか
この3点だけを明確にすることに集中しました。
構造化や言語化は、すべてAIに任せます。
使用ツール
- ChatGPT
chat.openai.com/
※このステップでは他のツールは不要です。
実際にやった操作手順
- ChatGPTを開く
- いきなり「サイト構成」や「ページ案」を聞かない
- 事業・目的・前提条件だけを一気に投げる
- 出てきた回答を「修正」ではなく「再定義」させる
ここで人間がやるのは判断だけ。
文章を直そうとすると、逆に精度が落ちます。
決定版プロンプト(そのまま使えます)
あなたはWebマーケティングと情報設計の専門家です。
これから「AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談ブログ」を作ります。
コーディング不要・AI活用がテーマです。
以下の前提条件をもとに、
1. サイトの目的
2. 想定読者(具体的な人物像)
3. 読者がこのサイトを読み終えたときの理想状態
を整理してください。
【前提条件】
・目的:AIだけでWebサイトがどこまで作れるかを実体験として共有する
・読者:Web制作に興味はあるが、コードは書きたくない人
・ゴール:自分でも試してみようと思わせること
抽象論ではなく、実際のWebサイト制作を前提に具体的に書いてください。
このステップで得られるアウトプット・成果物
- サイト全体の軸(ブレない判断基準)
- 次ステップ(サイトマップ・構成)に進むための前提条件
- 「このサイトは何のために存在するのか」の一文説明
実際、このアウトプットがあったおかげで、
後工程(デザイン・ツール選定・SEO)で迷う回数が激減しました。
注意点
ChatGPTに答えを出させるのではなく、整理させるのが正解
ここを5分で済ませると、後で5時間迷う
「かっこいいサイトを作りたい」は構想ではない
ステップ2|サイトマップ・情報設計
次にやるべきはページを並べること……と思いがちですが、
実際にAIだけでWebサイト制作を試してみて分かったのは、
サイトマップは“作業”ではなく“検証工程”だということでした。
従来のWeb制作では、
- トップ
- サービス
- 会社概要
- お問い合わせ
といったお決まり構成を当てはめるケースがほとんどです。
しかし今回は「AIだけで作れるのか」を検証する体験談サイト。
テンプレ構成を使った瞬間に、検証としての価値が下がると感じました。
そこで私は、
「どんなページが必要か?」ではなく、
「読者の思考は、どんな順番で進むのか?」
という問いに切り替えました。
ここで初めて、
AIの得意分野──
論理展開・情報の抜け漏れチェック・矛盾の指摘
が最大限に活きてきます。
主用途:ページ構成、導線設計、階層構造
- NotebookLM
→ ChatGPTで出した構成を投げると、論理破綻のチェックに強い - ChatGPT
→ 単体でも十分だが、長文構造はNotebookLM併用が合理的
サイトマップは「矛盾を潰す工程」。NotebookLMは検証役として優秀
使用ツール
- ChatGPT
chat.openai.com/ - NotebookLM
notebooklm.google.com/
※結論から言うと、
**ChatGPTだけでも可。NotebookLMは“精度を上げたい人向け”**です。
私の使い分け(体験談)
- ChatGPT
→ 一気に全体構成を出すため - NotebookLM
→ 構成の矛盾・抜け・論理破綻を見つけるため
人間は「違和感」を感じるだけ。
言語化と修正案はAIに任せるのが最も速かったです。
実際にやった操作手順(ChatGPT編)
- ステップ1で作った「目的・読者・ゴール」をコピペ
- 「サイトマップを作って」とは言わない
- 読者の思考プロセスから逆算させる
- ページ数を一度“多め”に出させる
- 不要なものを削る判断だけ人間が行う
決定版プロンプト①(サイト構成生成)
あなたはWebサイトの情報設計を専門とするUX設計者です。
以下の前提条件をもとに、
「AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談ブログ」の
最適なサイトマップ案を作ってください。
【前提条件】
・目的:AIだけでWebサイトがどこまで作れるかを体験談として共有
・読者:Web制作に興味はあるが、コードは書きたくない人
・ゴール:自分でも試してみようと思わせること
【条件】
・読者の理解が自然に深まる順番でページを配置すること
・各ページの役割を一言で説明すること
・一般的な企業サイト構成に引っ張られないこと
NotebookLMを使った追加検証(任意)
ChatGPTで出したサイトマップ案を、
そのままNotebookLMに貼り付けました。
実際の使い方
- NotebookLMを開く
- 新しいノートを作成
- ChatGPTの出力を貼り付け
- 次の質問を投げる
決定版プロンプト②(構成チェック用)
このサイトマップ案を読者視点で評価してください。
・理解しづらい流れはないか
・情報が重複しているページはないか
・順番を入れ替えた方がよい箇所はないか
・読者が途中で離脱しそうなポイントはどこか
改善案があれば、理由付きで提案してください。
NotebookLMはダメ出し役として非常に優秀でした。
人間がやると感情が入りますが、AIは容赦なく論理で切ってきます。
このステップで得られるアウトプット
- 読者導線ベースのサイトマップ
- 各ページの役割定義(後工程で迷わない)
- デザイン・SEOに進むための構造的前提
正直な注意点(体験談)
AIの案を正解扱いしないこと。判断は人間の仕事
サイトマップを早く確定させすぎると失敗する
ページ数は「少なすぎ」より「多すぎ」から削る方が楽
ステップ3|ワイヤーフレーム(構図)
デザインを始める前に「失敗しない配置」をAIで確定させる
ステップ2でサイトマップを作った段階で、「もうデザインしてもいいのでは?」という誘惑が来ます。
しかし実際にAIだけでWebサイト制作をやってみて、ここで一気に失敗する人が多い理由が分かりました。
構図が決まっていないままデザインに入ると、後工程がすべて手戻りになるからです。
重要なのは、
「きれいな見た目」ではなく、
読者の視線がどう流れ、どこで理解し、どこで行動するか。
ワイヤーフレームは、
デザインの下書きではなく、
情報の優先順位を決める作業でした。
私はこの段階で、
・色
・フォント
・装飾
を一切考えていません。
文字だけで、構図をAIに決めさせることに集中しました。
主用途:各ページの情報配置
- ChatGPT
→ 「ファーストビュー/CTA/情報順」でテキストワイヤーを生成 - Whimsical
→ 図解にしたい場合のみ
この段階で“デザイン”は考えない。文字だけで十分。
使用ツール
- ChatGPT
chat.openai.com/ - Whimsical(任意)
whimsical.com/
結論から言うと、
ChatGPTだけで十分です。
Whimsicalは「図で見たい人」向けの補助ツールに過ぎません。
なぜワイヤーフレームをAIに任せたのか(体験談)
人間が構図を考えると、
無意識に「よくあるWebサイト」に寄せてしまいます。
一方AIは、
- 情報量
- 読者の理解順
- CTAの位置
を論理だけで並べるため、
結果として「地味だが成果が出やすい構図」になりました。
実際、この構図は
後のCanvaデザイン工程でほぼ修正不要でした。
実際にやった操作手順
- ChatGPTにステップ2のサイトマップを貼る
- 「ワイヤーフレームを作って」とは言わない
- ページ単位で情報の並びを言語化させる
- ファーストビューだけは必ず詳細に出させる
- 判断するのは「削る」「順番を変える」だけ
決定版プロンプト①(トップページ構図)
あなたはWebサイトのUX設計を専門とする情報設計者です。
以下のサイトマップを前提に、
トップページのワイヤーフレームを
「文字だけ」で作成してください。
【条件】
・上から下へ読む前提で構成する
・各ブロックの役割を明確にする
・ファーストビューは特に詳細に書く
・装飾や色の指示は不要
【出力形式】
1. セクション名
2. そのセクションで伝える目的
3. 掲載する主な要素(箇条書き可)
決定版プロンプト②(下層ページ構図)
以下の各ページについて、
読者が迷わず理解できる構図案を作ってください。
・ページのゴール
・読む順番
・省いてもよい情報
・必ず入れるべき要素
デザインではなく、
「情報の流れ」に集中して設計してください。
Whimsicalを使う場合の手順(任意)
- ChatGPTのワイヤーフレーム文章をコピー
- Whimsicalで縦長フレームを作成
- テキストを箱として配置
- サイズ感だけ調整
ここでも装飾は不要です。
このステップで得られるアウトプット
- ページごとの情報優先順位
- ファーストビューの勝ちパターン
- デザイン工程で迷わない「骨組み」
この構図があることで、
次のCanva工程は「選ぶだけ」になります。
正直な注意点(体験談)
AIに全部決めさせない。判断基準は人間側に残す
ワイヤーフレームを軽視すると必ずやり直す
「かっこいい構図」は後からいくらでも作れる
ステップ4|カンプ(ビジュアルデザイン)
このステップの役割は、デザインを完成させることではありません。
ここで行うのは、「このWebサイトは、どういう見た目の方向性で進めるか」を一度で決め切ることです。
ステップ3までで、
- 情報の順番
- 伝える内容
- 各ページの役割
はすでに言語化されています。
つまりこの時点で必要なのは、それを壊さない見た目を最短で得ることです。
その目的に対して、私は Canva を選びました。
理由は単純で、CanvaのAIは
「Webサイトとして破綻しない平均点以上のデザイン」を
思考を挟まず、即座に複数案出してくれるからです。
Figmaのように細部を詰めるツールは、
・最終デザインを作るとき
・ブランドサイトを作るとき
には有効ですが、
今回のような検証目的・AI主体の制作では、明らかに過剰でした。
この工程を終えた時点での理想状態は、
「この雰囲気で、この構成のサイトを作る」という共通認識が自分の中で固まっていること。
そうなっていれば、次のノーコード工程では、迷いなくAIに指示を出せるようになります。
主用途:見た目の完成イメージ
- Canva(推奨)
→ AIデザイン+Web公開前提テンプレが強い - Figma
→ 本格派だが、今回はオーバースペック
「速く試す」ならCanva一択。Figmaは検証フェーズでは作業量が重荷になる
手順(実際にやったこと)
- Canvaにログインし、「Webサイト」を新規作成する
- テンプレート検索は使わず、AIデザイン機能(Magic Design)を選択する
- ステップ3で作成したトップページのワイヤーフレーム文章を、そのまま入力する
- サイトの目的とトーンを補足する短い説明文を追加する
- AIが生成した複数のデザイン案を一覧で確認する
- ワイヤーフレームの情報順を最も崩していない案を1つ選ぶ
- 配色や装飾は触らず、「全体の雰囲気」だけを確認して確定する
Canvaに渡した実際のプロンプト例
このWebサイトは、 AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談をまとめる検証ブログです。 ターゲットは、 Web制作に興味はあるが、コーディングはしたくない人です。 ・情報が上から順に理解できること ・派手すぎず、信頼感のあるトーン ・読みやすさを重視したWebサイトデザイン この内容をもとに、 Webサイトとして成立するデザイン案を作成してください。
ステップ5|サイト生成(ノーコード × AI)
AIだけでWebサイトが公開までできるのか
という問いに、実際のアウトプットで答える段階です。
これまでのステップで、
- 何を伝えるか
- どんな構成か
- どんな見た目か
をAIと整理してきました。
ここでは、その情報をノーコードツールに渡して、Webサイトとして成立させることが目的です。
候補として検討したのは、
- Wix
- Jimdo
- Studio
でした。
Wixは無料プランがあり、初心者でも手を動かす負担が少ない点が強みです。
Jimdoも無料で始められるノーコードツールですが、AI生成の流れがややテンプレ寄りで修正が必要な箇所が増えました。
Studioはデザイン自由度が最も高く、美しいサイトが作りやすい反面、AIを主体に「テキストだけで完成させる」という今回の検証テーマには、判断・修正ポイントが多すぎるという実感がありました。
この比較を踏まえ、
無料で・AI主体で・公開まで持っていけるという観点で、私は Wixを本検証の主要ツールとして採用しました。
主用途:実際のWebサイトを作る
- Wix
→ テキスト指示だけでサイト生成可(ADIが優秀) - Framer
→ AI生成の完成度はWixより高い場合あり - Webflow
→ ノーコードだが学習コスト高(今回は非推奨)
「検証ブログ」ならWixで十分。完成度より再現性を取ろう
手順(実際にやったこと)
- Wixに無料アカウントでログインし、「AIでサイトを作成」を選ぶ
- サイトの種類は「ブログ/情報サイト」を指定する
- ステップ1~4で決めた目的・構成・トップページ要素を文章で渡す
- 下層ページのタイトルや構成案をそのまま入力する
- AIが提示したサイト案をプレビューで一通り確認する
- 構成や文章が設計通りなら、そのまま確定する
- 公開前にモバイル表示だけ確認して公開する
Wixに渡した実際のプロンプト例
このWebサイトは、
AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談をまとめるブログです。
ターゲットは、
Web制作に興味はあるが、コーディングなしでサイトを作りたい人です。
・体験談ベースの記事構成
・情報の流れが分かりやすいトップページ
・信頼感ある色とフォント
・ブログ更新できる構造
これらを基準に、
Webサイトとして成立する構成を自動生成してください。
主要ノーコードツールの比較した体験談
Wix(無料)
テキスト入力だけで、サイト生成まで一気に進む。
判断ポイントが少なく、AI主体で完結しやすい。
Jimdo(無料)
テンプレベースが強いが、AI生成はやや指示が必要で、修正コストが上がる。
Studio(無料/有料)
デザイン表現は自由度が高いが、AIだけでサイト完成まで持っていくには、
細かい判断・手動の調整が多い。
実際にやってみて分かったこと(ポイント)
AIはサイト構成・初期デザイン案・ナビゲーション構成まで出してくれますが、
判断基準を持つことが最後に効くという体感がありました。
つまり、
AIが出したものを「修正する」のではなく、
設計どおりかどうかで取捨選択することが、最短の道でした。
このステップを終えた時点の状態
- Webサイトが実際にURLを持って存在している
- AIだけで作ったと言っても違和感の少ない完成度
- あとは記事更新やSEO・改善を考える段階
ここまで来て初めて、
「AIだけでWebサイト制作は現実的だ」
という回答が出せる状態になりました。
ステップ6|コピー・文章生成
このステップでやることは、
いわゆる「うまいコピーを書く」ことではありません。
目的はただ一つ、
トップコピー・説明文・CTAを“使える状態”で一気に揃えることです。
検証フェーズにおいて、
コピーに人間のセンスを持ち込むと、ほぼ確実に時間を浪費します。
言い回しに悩み、比較し、修正し、結局どれが良いのか分からなくなるからです。
今回のテーマは
「AIだけでWebサイト制作はどこまで成立するか」。
つまりここで必要なのは、
平均点以上で、誰が読んでも違和感のないコピーです。
この条件を最も満たしていたのが ChatGPT でした。
理由は明確で、
ペルソナ・目的・文字数を指定すれば、
トップコピーからCTAまで一気に揃うからです。
ChatGPTとJasperの使い分けについて
商用コピー特化AIとして Jasper も検討しました。
Jasperは確かに、
・広告
・セールス
・LP用コピー
には強いと感じます。
ただし今回は、
- 日本語メイン
- 検証ブログ
- 情報提供型サイト
という前提のため、
ChatGPT単体の方が判断・調整コストが低いという結論になりました。
結論として、
日本語サイトの検証フェーズではChatGPTで十分です。
この工程で決めること/決めないこと
このステップで決めるのは、
「何を書くか」「どのくらいの長さか」だけです。
逆に、
- 言葉のニュアンス
- キャッチーさ
- 独自性
は、この段階では不要です。
それらは公開後に、数字を見てから調整すべき要素だからです。
主用途:トップコピー、説明文、CTA
- ChatGPT
→ ペルソナ指定+文字数指定で即完成 - Jasper
→ 商用コピー特化(英語向き)
コピーに人間の“センス”は不要。検証フェーズではAIの平均値が最適
手順(実際にやったこと)
- ChatGPTを開く
- ステップ1で作成したペルソナを貼り付ける
- トップコピー用、説明文用、CTA用に分けて指示する
- 文字数を必ず指定する
- 出力された文章を「修正せず」に採用する
- 違和感があれば、書き直しではなく再生成する
決定版プロンプト(トップコピー・説明文・CTA)
あなたはWebサイトのコピーライターです。
以下の条件で、
Webサイト用のコピーを作成してください。
【サイト概要】
AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談をまとめるブログ
【ターゲット】
Web制作に興味はあるが、コーディングはしたくない人
【作成するコピー】
・トップページのメインコピー(30文字以内)
・サイト全体の説明文(120文字前後)
・CTA文言(20文字以内)
【条件】
・誇張しすぎない
・初心者にも分かりやすい
・信頼感を重視する
このプロンプトだけで、
そのまま使える文章セットが揃いました。
実際にやってみて分かったこと(要点)
コピー生成において重要なのは、
「良い文章を出すこと」ではなく、
迷わないことでした。
AIの出力を
- 直そうとしない
- 比較しすぎない
- センスを足さない
この割り切りができると、
コピー作成は数分で終わります。
このステップを終えた時点の状態
- トップページのコピーがすべて埋まっている
- 下層ページの説明文もAIで統一されている
- CTAが「仮」ではなく「確定」している
この状態になれば、
Webサイトは「完成」に限りなく近づきます。
ステップ7|SEO設計
このステップでは、検索流入を得るための最低限のSEO設計をAIで行う。対象はキーワード設計、見出し構造、タイトル・ディスクリプションなどのメタ情報であり、目的は「検索に乗る状態で素早く公開すること」である。
この段階でSEOを完璧にしようとすると、ほぼ確実に公開が遅れる。
競合調査、キーワード精査、網羅性の追求を始めると、検証記事であるにもかかわらず「作り込むフェーズ」に入ってしまうからだ。
今回のテーマは、
AIだけでWebサイト制作は成立するのかという検証であり、
SEOは成果を最大化する工程ではなく、検索に引っかかる状態を作る工程に過ぎない。
その目的に対しては ChatGPT で十分だった。
ChatGPTは、
・検索意図を踏まえたキーワード抽出
・記事構成に沿った見出し設計
・タイトルやディスクリプションの生成
を一気に処理でき、初期SEOとして必要な要素を漏れなく揃えてくれる。
一方、Surfer SEO は、
競合比較や網羅性チェックには非常に強力だが、
今回のような「まず出す」フェーズでは、
分析過多になりやすいという印象だった。
結論として、初期SEOの正解は明確で、
完璧を目指さず、検索意図に合った形で即公開すること。
この条件下では、ChatGPT単体が最も合理的だった。
主用途:検索流入を取るための最低限SEO
- ChatGPT
→ キーワード抽出/見出し構造/メタ情報 - Surfer SEO
→ 本気なら併用
初期SEOは「完璧」より「公開速度」。ChatGPTで十分。
手順
- ChatGPTを開く
- 記事テーマと想定読者を入力する
- 狙うべき検索キーワードを複数案出させる
- メインキーワードを1つ決める
- そのキーワード前提で見出し構造を生成させる
- SEOタイトルとメタディスクリプションを作成させる
- 過不足がなければ、そのまま採用する
使用したプロンプト
あなたはSEOに強いWeb編集者です。
以下の条件で、
この記事のSEO設計を行ってください。
【記事テーマ】
AIだけでWebサイト制作に挑戦した体験談
【想定読者】
Web制作に興味はあるが、コーディングはしたくない人
【やってほしいこと】
・狙うべき検索キーワードの候補を出す
・メインキーワードを1つ決める
・そのキーワードを前提にした見出し構造を作る
・SEOタイトル(60文字以内)を作る
・メタディスクリプション(160文字以内)を作る
【条件】
初心者向け
誇張しすぎない
体験談記事として自然な表現にする
このステップを終えた時点で、
記事は「検索対象として成立している」状態になる。
ここから先は、
順位を上げるための改善フェーズであり、
検証としてのWebサイト制作はすでに完結している。
ステップ8|公開・改善
このステップでは、Webサイトを公開したあとに発生する修正・改善を行う。主用途はアクセス状況の把握、ユーザー行動の確認、そして「直すべきか・放置すべきか」の判断である。
AIだけでWebサイト制作を進めてきたが、唯一AIでは代替できない前提がある。
それは、公開されていないサイトにはデータが一切存在しないという事実だ。
どれだけ構想やSEOを考えても、
公開しなければ改善点は仮説のままで終わる。
AI時代のWeb制作で最も重要な判断は、
「まず出す」ことだった。
この工程で使ったのが Google Analytics と Hotjar である。
どちらも「分析ツール」だが、現在はAI的な補助機能を内包している。
Google Analytics(GA4)は、
単なる数値表示ではなく、
**自動インサイト(要約・異常検知・傾向提示)**を行う仕組みになっている。
完全な生成AIではないが、
「どこを見るべきか」をAIが示してくれる段階には入っている。
Hotjarも同様で、
ヒートマップや録画データを
AIが要約・分類する機能が追加されており、
人間がすべての行動ログを見る必要はない。
ここで重要なのは、
改善とは「直す作業」ではなく
判断の作業だということだ。
AIは
・どこで離脱しているか
・どこが読まれていないか
を提示する。
直すかどうかを決めるのは、人間の役割になる。
主用途:公開後の修正
- Google Analytics
- Hotjar
AI時代の正解は「作ってから考える」。未公開サイトに価値なし
手順
- Webサイトを公開する
- Google Analytics(GA4)を設定する
- 最低限の計測期間(数日〜1週間)を置く
- アクセス数、流入元、滞在時間を確認する
- 離脱が多いページを把握する
- Hotjarを導入し、ユーザー行動を可視化する
- 明らかに読まれていない箇所だけを修正対象にする
- 仮説だけの改善は行わない
改善フェーズでの体験談
公開後にやりたくなるのは、
・文章を直す
・デザインを変える
・構成をいじる
といった行為だが、
データなしでの改善は、ほぼ自己満足で終わる。
AI時代の正解は明確で、
作ってから考える。
未公開のサイトに、価値はない。
このステップを終えた時点で、
- Webサイトは実在し
- AIだけで作られ
- 改善判断の材料も揃っている
という状態になる。
これで
「AIだけでWebサイト制作は成立するのか?」
という検証は、一通り完結する。

