- 事業コンセプトは、「本当のところは、何を売っているの」を表現した一言
- 熱い言葉でなく、中庸のクールな言葉で表します
- 公表されていないため見つけづらい(有名なのはスターバックス)
コンセプトとは?
新規事業を立ち上げる際に、現在の事業を見直す際に大切になるのがコンセプトです
※企業コンセプトではなく、個々の事業や商品のコンセプトになります
競争の優位性を保つためのもので、社内での共通認識にも必要です
Amazon
購買決定要因のインフラ
Shopify
ECサイトを民主化する
ダイソー
主婦のためのゲームセンター
ライザップ
自己投資による自己肯定
マクアケ
ヒット商品を生み出すインフラ
ブックオフ/ハードオフ/オフハウス
捨ていない人のインフラ
ユニクロ
ライフウェア
ワークマン
飾らない自分
サウスウェスト航空
空飛ぶバス
スターバックス
サードプレイス(第三の場所)
マブチモーター
モーターの標準化
ガリバー
買い取り専門
ホットペッパー
狭域情報
ベネッセ
コミュニティを大切にした継続型ビジネス
楽天市場
エンターテインメントとしてのショッピング
ザッポス
顧客の予想外価値を提供
湯の宿 いづみ荘
熟年女性のマルチオケージョン(
JoJoの奇妙な冒険
人間賛歌
コンセプトとキャッチコピーの違い
事業コンセプトは、キャッチコピーのようなホットな言葉ではなく、良し悪しのある言葉は使わないクールな言葉で構成されます
「日本一楽しい…」とか「最高の〇〇」…そう言った言葉では、企画や出てきたアイデアの優先順位が決められません
「最高のカレー」と名前を付けて最高の材料と、最高の調理方法で…とやったとしても、真似しようと思えば真似されてしまうので競争力の源泉にはなりません。もし成功したとしても、その成功要因は別のところにあるはずです
表に出すキャッチコピーとして「最高のカレー」と、謳うのは問題ありません。
下記の記事は、キャッチコピーが含まれています(どれだか見分けれれますか?)
誰でもわかるよ!ではない
単純なやっていることを一言にしたものではありません
競合が多い状況で、自社の優位性を一言で表すコンセプトは、社内で共有し、企画を立案するためのもので一見しては分かりません
これだけ情報があふれている世の中では、やらないことを決めることの方が重要です
とくにWEBに進出する場合は、地域に比べ多くの競合が存在するのに気が付きます
ライザップを例にすると
“これまで痩せられなかった人」が確実に痩せられる”
は、どこでも謡っていることで
競争力やアイデアの源泉にはなりにくい
自己投資による自己肯定
と考えるとどうでしょう
「ゴルフレッスン」に手を出すというアイデアも一貫性が感じられます
このコンセプトがあるため、会員を否定することはありえないでしょう
コンセプトを明確にすることで、競合との差別化が図れますし、事業の本当の価値がなにかが自身で分かります